Windows2000導入に向けて
(内容に付いて誤情報を含む場合があります。あらかじめ了承ください)

<Windowsの系図>

・Windows2000はNTの後継(Ver5.0)で、Win98の便利な機能の一部を盛り込んだ製品


<かつてのWindows3.1のラインナップ>

・DOS/V版(正式には、IBM互換機用)
・PC98版(3.1/95/98/2000  NECアーキテクチャ用)
・EPSON版(〜Win95 NECとの若干の違いがあり専用版としてリリース)
・FMR版(〜Win3.1)
・FM−TOWNS版(〜Win95)

現在は、IBM互換機用(x86) と NEC9821用のみが残っている


<Windows2000 と MS−Office2000 を間違えないために>

(OFFICE2000の一つの特徴として、UniCODE を取り上げてみます。)

   ・OFFICE2000をインストールすると、Windows98が擬似的にUniCODE化します。

   
   (Win2000の言語対応画面の一部)

*.UniCODEとは?
   
   16bit(例えば、コード8160なら「〜」)というコードであれば、英語の半角と日本語の漢字程度で
   コードすべてが埋まってしまうが、32bitにして世界中の2バイト文字列を配置することが可能に
   なる。


<Windows2000が、より安定動作する理由>

  


<以前のドライバーは、ことごとく使えない>

Windows3.1用の周辺機器であっても、Windows95/98で使用できるものがあったが
Windows2000ではOS専用のファイルを用意しないと周辺機器が使用できない。

・標準的なマシンでは、「ディスプレードライバ」「モデム」「サウンド」などがチェックの対象

  
  (コントロールパネル −> システム が上記の画面。型番を把握しておこう)

 それぞれのマシンがWin2000に対応しているかについては
    http://www.win2000j.com/hardware/default.htm

  (部品のドライバーズCDの中身)
それぞれの機器に附属のFDDもしくはCDに「Win2000」用のドライバーが入っていれば
そのまま使用可能。
もし、用意されていない場合は、NT4.0用で試してみましょう。動作する場合があります。
(Win95/98用に用意されたものは使用しないで下さい)


<周辺機器の認識に付いて>

  
(Win2000では、動作中に外部モデム等の電源を入れても認識されないため
  パソコンの再起動が必要)


<DMA設定は難解、ディスクへのフラッシュのタイムラグ>

「WIN98のHDD設定」
データ書き込み優先が設定できたが
2000では、ファイル管理がデータベース化
されているため、速度を向上させる細工が
出来ない。
(NT4.0では、サービスパックを充てることで
 可能になるそう。Win2000でどのようになって
 いるかは不明)

「Win2000のディスクプロパティ」
メモリバッファに残っているデータを
完全に書き込む処理も行ってくれる

<HDDのフォーマット形式>

FAT16
  最大2GBまで。MS−DOS6.2などでもファイルを閲覧可能
  Win95もしくはWin98 と Win2000 の共存が可能。

FAT32
  最大32GBまで。MS−DOS7.0(Ver95/Ver98)でないと、参照できない。
  Win95の一部もしくはWin98 と Win2000 の共存が可能

NTFS
  最大2TB(テラバイト)まで。ファイル名をデータベース化して、管理するため
  容量が大きくなっても、パフォーマンスが落ちない。
  Win2000のみ(Win95/98は使用できない)

  

*.NT4.0のNTFSはVer4.0なので、Win2000のNTFS Ver5.0とは異なるため
  共存が出来ないため、注意が必要。


<インストール中の注意>

・NTFSファイルシステムを使用してパーテーションをフォーマット
・FATファイルシステムを使用してパーテーションをフォーマット
・パーテーションを NTFSに変換する
・現在のファイルシステムをそのまま使用(変更なし)

・Windows2000にアップグレードする
・Windows2000を新規にインストールする


・「詳細オプション」
・「Windows2000のファイル場所」
・「Windowsインストール先フォルダ」


(起動前の画面)
・MicrosoftWindows2000 Professional
・MicrosoftWindows

・コンピューター名

・Administratorのパスワード
・パスワードの確認入力

*.Administratorには、必ずパスワードを
設定してください。ソフトをインストールする
ときや環境を変更する際に不都合を生じて
しまいます。

・このコンピュータはネットワーク上にないか、ドメインのない
   ネットワークに接続している
 (下のボックスにワークグループ名を入力してください)
・このコンピュータを次のドメインのメンバにする

 ワークグループ名またはドメイン名

 


<インターネット接続を行うときの注意>

マイコンピュータにあった「ダイヤルアップ
ネットワーク」はコントロールパネル内に変
更されました。

(ネットワーク設定と統合化されています)

「プライベートネットワークに・・・」
  契約済みのインターネット設定を行う場合
「インターネットに・・・・」
  MSが用意したフリーダイヤルに接続します
「インターネット経由でプライベート・・・」
  RAS接続の発信側設定
「着信接続を受け付ける
  RAS接続受信側設定
「ほかのコンピュータに・・・」
  赤外線ポートやシリアルケーブル接続設定など

<LAN設定を行うメニュー>

インターネット設定と同じ
「ネットワークとダイヤルアップ設定」
の中から
「ローカルエリア接続」のプロパティ
を選択します。
現在設定されているプロトコルその他が
表示されます
IP自動取得が初期値になっています
ピアtoピアで接続する場合などは
変更が必要です。

<利用者の設定>

Win2000では、利用者ごとに
環境設定が可能です。

<ドライブレターの変更方法>

1.「マイコンピュータ」
2.「コントロールパネル」
3.「管理ツール」
4.「コンピュータの管理」

この中から「ディスクの管理」
を選択します。

変更したいドライブで
「ドライブ文字とパスの変更」
を選択します。

*.Win98のときに必要だった
 再起動は不要となっています。

<ディスク取り出し時の注意>

CD/MO/メモリーカードなど、
FDDを除く媒体を取り出すときは
出来るだけ、画面上の「取り出し」で
行うようにし、ユニットのボタンは
使わない様にしましょう。
(NTとしての特徴に起因しています)

*.理由は講習時に。

<DOS窓は、大幅に変更されています>

従来の赤を基調とした
DOS窓のアイコンが
左のように変更となりました

スクロールするようになり
25という制限も撤廃されました

上矢印で、直前に入力した
コマンドを再現できます
(ヒストリー機能)

IDE主流だったパソコンのHDDシステムについては、Win2000上では
SCSI接続のHDDの方が、より高速なシステムとなります。
ただし、この場合もSCSIボードのメモリーが多いほど効果を発揮します。

周辺機器をこれから購入する場合、USB接続であれば速度面を除いて
容易な接続設定にて、使用可能になります。


<資料(Windows2000のスペック)>

(PC/AT互換機用) アドバンストサーバー サーバー プロフェッショナル
プロセッサ Pentium133MHz以上
(8個まで認識)
Pentium133MHz以上
(4個まで認識)
Pentium133MHz以上
(2個まで認識)
必要メモリ 128MB以上、推奨256MB以上
(最大8GB)
128MB以上、推奨256MB以上
(最大8GB)
32MB以上、推奨64MB以上
(最大4GB)
ハードディスク容量 1GB以上の空き 1GB以上の空き 850MB以上の空き
(全体として2GB以上を推奨)
ディスプレー VGA以上 VGA以上 VGA以上
ディスク装置 CD−ROMもしくはDVD−ROM CD−ROMもしくはDVD−ROM CD−ROMもしくはDVD−ROM